パリ市民の一日 ２００２年３月７日（木）

朝食の買い物に行きます。 セーブル通りでいきなりチーズ屋を見つけました。鶏肉屋やお菓子屋、八百屋もあります。パン屋もすぐに見つかったので、細長いフランスパンとクロワッサンを買いました。他で買ったオレンジジュース、牛乳、牛印の８Ｐチーズ、日本から持参のネスカフェで作ったカフェオレで優雅な朝食です。
朝食後、昨日払えなかった分の宿代を払いにアパルトマン業者のオフィスに 行きました。徒歩で行ける距離なのでまわりの見物がてら徒歩で。 途中の公園で桜らしき花が咲いていました。なんだこりゃ。もう少し歩いていると 　太鼓や笛の音が。何のお祭りかと思っていってみると労働省の前で若者がデモってました。大学出ても職に就けない若者かな。
さて、オフィスに着いたものの誰も人はいず。しかしここは観光地からはほど遠い７区の真ん中なのです。唯一近いのがエッフェル塔。しょうがないから 　エッフェル塔を見てからもう一度ここに来ることにしました。 シャンドマルスを通ってエッフェル塔に近づくのですが、みやげ物売りだらけの上、当然記念撮影も当然多くて、気分だけは観光客じゃない私らにはかなりうざい。写真も、遠くから撮っているときはきれいでしたが近づくにつれそれはただのさびかけた鉄骨で、あまり美しくありません。さっさと退散。
はてさて、こんどこそオフィスに人がいますように。３度もこんな何にもないところに来るのは嫌だぞ。しかも私らが払う方だし。 幸い人がいたので残金を払うことができました。
お昼ご飯に我が家の近く、モンパルナスでクレープをいただいて、次はデザート用のケーキを買いに行くことにしました。 さくみさんがピエールエルメに行こうというので、一度部屋に戻ってから６区の中心に向かいます。シェルシュミディ、レンヌ通りをじわじわ北上。途中食器・台所洋品店がある度に脱線しながら（レンヌ撮りには多い）たどり着きました。ここは日本に２件お店があるそうな。しかも日本の店の方が先とか。なんだそりゃ。
帰りに夕飯の買い物です。まずウサギ肉を買いました。もも肉（というか下半身）を選び、４つに切ってもらいます。 パン屋で夕飯用のバゲット。チーズ屋で小さいヤギ乳チーズと、平べったい小さなチーズ１つ。「よく熟してるのちょーだい」と 言ったらどろんどろんのを選んでくれました。 煮込み用に安ーい白ワインと飲む用にもうちょっと高級な（といっても３ユーロほど）白。サラダと用野菜の詰め合わせ、卵、ハム、トマト、アンディーブ、イチゴなども買い込みます。
帰って早速料理。本日作ったのは アントレ：サラダ。サラダ野菜の詰め合わせにアンディーブ、トマト メイン：ウサギ肉のマスタード風味白ワイン煮込み。軽く焼いたウサギ肉にマスタードを塗りまくり、ぶつ切りトマトを入れてダバダバ入れた白ワインで煮込みまくっただけ。 無茶簡単ながらこれがまたおいしいんですよ。ウサギのお味は鳥胸肉に似てて 大変淡泊。煮込み向きです。
でも一番おいしかったのはチーズ。素晴らしい熟成です。パンに最高に合い、ワインもくいくい進みます。でも酔っぱらっても大丈夫。だって寝床はそこにあるし、夕飯の片づけはみーんな食器洗い機に放り込んで（使い慣れてないので一度すすいでから入れたけど）スイッチ押したらそれで終わり。