終わりよければすべてよし 2002年3月12日(火)

 
結局チェックアウトがすまないままの出発の朝です。オーバーブッキングの20人に入ると恐いので、9時頃にタクシーで業者まで行ってタクシーを待たせつつ、カギを返してチェックアウトをしてそのまま空港へ、という計画です。
最後のパンを買いにパン屋へ。このパン屋とチーズ屋のおかげでとても楽しい1週間でした。店構えを写真に撮ってオヴォワー。
行きつけのパン屋。「steff」という店かもしれない
 朝ご飯の後、買い物ですっかり多くなった荷物を必死で詰め込み部屋を出ます。  メトロ駅の近くのタクシースタンドまで荷物抱えて移動。が、タクシースタンド近辺にはタクシーなぞ影も形も  なし。スタンドに呼び出しボタンのようなのがありましたが、そこはフランス、しっかり壊れています。
さてどうしよう。既に9時、メトロなどで業者まで行く余裕はありません。何が何でも  タクシーを捕まえねば。乗る人の多いモンパルナス駅ならタクシーも来てるでしょう。必死で荷物を引いて駅までの1km弱を移動です。
あまり観光客の来ないパリの下町
駅の売店で聞いた末、やっと乗り場を見つけました。既に7人くらい列を作ってます。タクシーは来ますが、数分に1台といったところで、なかなか順番が回ってきません。既に出発から1時間経過してます。あっちに人いるかなあ、などと話しているとふと さくみさんが「ねえ、あのおばさんいた?」
いつの間にかおばさんが横入りしてました。おばさんは私に「急いでるのでわたしが先に乗りたいのだが」というようなことを言ってきますが、腹が立つから外国人の武器「じゅぬこんぷろんぱ(分かり ません)」で返してやる。幸い数台一時に来たのでフランスおばさんvs日本の小生意気な半おばさんの戦いはありませんでした。
写真がないのでメトロ「ヴァノー駅」の入り口
まず業者のオフィス前で止めてもらって、オフィスの呼び鈴を鳴らすと・・  万歳!人がいました。あとはカード精算ということになってちょっとすっきりしませんが、ともかくカギを返していい部屋を貸してもらえたお礼を言って オヴォワー。
タクシーに戻り、一路空港へ。夕方に比べると朝は空いているので難なく空港に着きました。
離陸までまだ3時間近くあるんだし、これでオーバーブッキングといわれたら このカウンターひっくり返して暴れようね、などと言っていたら問題なくチェ ックインできてました。やった、まともに直行便で帰れる!
バスでタラップまで行った。久しぶり。
ビール飲んだりしてゆったり過ごし、ボーディングも最後の方になってから行くと改札係のお姉さんがチケットを代えてくれました。んで言います「あなたの席はビジネスシートです」。
わ〜っすごい!、アッップグレードやん!初エアフラでビジネス体験してしまえる私は幸せ者。広い座席にはエビアンのボトルやスリッパ、きれいなポーチに入ったアメニティーセットがあり、毛布もエコノミーと比べて明らかに高級です。早速シャンパンをもらって心から乾杯。私らってラッキ〜。!
ビジネス席はルフトの勝ちだ。レカロだしパソコン電源あるし。
メニューも全然違います。こんなんまるでレストランやん。
オードブル:鴨のフォアグラに薄切りレーズンパンとサラダ添え、 グリーントマトの砂糖煮 
メイン:地鶏肉のレモンソース添え、トマトとズッキーニ、米
デザート:チーズ、チョコレートケーキ、カシスのソルベ、洋ナシのタルト(好きに取れたのでいっぱい食べた)
料理もさることながら塩、コショウが小さいガラス瓶に入ってきたのに感動
ワインも皿ごとにやってきます。調子に乗ってオードブルでは白、メインでは赤にしちゃったもんね。デザートは好きなだけ取らしてくれます。んでもっておいしい。
液晶テレビ の内容はエコノミーとほぼ同じだったけど、まあいいか。「ラットレース」「ダルタニヤン」など観てました。
明日会社に直行しないとはいえどのみち働くことをこの時点ですっかり忘れています。
チーズも手を抜いてません。ワインもくれます