まぶたの故郷ミュンヘン 2000年6月3日(土)

普段は土曜にミュンヘンとくりゃサッカーの試合を見に行ってるんだけど今年はシーズンが終わってます。仕方ないからチームのファンショップを訪問。サポーターとしてはグッズも気になるのです。

それからこっちの知り合いに電話をかけてみました。なんか「今かけた電話番号は現在使われておりません」みたいなアナウンス。しょうがないので後で直接訪問することにしました。ドイツ語を知らぬは恥。実はタダの留守電でした

また市場へ。リースやポプリなどの乾燥花モノのお店がとても気に入ってしまいました。リースもかわいいんですが、たわしみたいな素材で作った動物のどれもかわいいこと。アヒルなど、実物大のには一つ一つ名札がついていて「Karl」とか書いてあるんです。もしここが東京あたりなら絶対抱えてでも持って帰るよ。
  

暑くてのどが渇くので、アウグスティーナーに入ってすっきり冷たいビールでお昼ご飯としました。天気がいいので外の席が大人気。まず小さいビールと頼んだら200mlのが来ました。こんなもんで足りるかい(爆) もちろん追加。岩塩まぶしたプレッツェルに柔らかハムのような絶品レバーケーゼでいただくおいしいビール。ああ幸せ。  

ご飯の後知り合いの自宅に行ってみましたが残念ながら不在でした(後でホテルに電話をかけて下さったので話はできました。よかった)。
その後は近代以降の絵があるノイエピナコテークへ行きのんびり見物。明日が入館料タダの日のためか、ミュンヘンの美術館がマイナーなのか、人はまばらで心ゆくまで絵を見ていられます。

ミュンヘンは、特に18世紀までの絵のあるアルテピナコテークにレンブラントやデューラーなどいい絵が多いのですが、ノイエとて負けてはいません。気に入った絵を色々撮ったのですが、やはり自分の目ほどきれいには見えないですね。残念。この赤毛のお姉さんも本当はすごく謎めいた目をしていてドキドキものなのですよ。

美術館を出るともう一般商店が閉まる時間近くになっていました。しまった、今年は本屋にほとんど行けていない。

夜ご飯にでもとラーツケラーのワインフェスタに行ってみました。新市庁舎の中庭が会場で、大きなテント内に大きなテーブル、満員のお客さんが楽しそうにワインを飲んでいます。さらに民族衣装の楽団までいて、景気よくぶんちゃっちゃやってます。
空いた席を見つけて座り、むろん地元のフランケンを。
周りに挨拶したり、目のあった向こうのテーブルの人とお互いグラス持ち上げて乾杯したり、一人でもそれほど寂しくありません。
これなら何日でもいられるんですが、いい調子になったところで帰国です。全くうまくいかないもんだ。