お風呂天国お風呂地獄 2000年5月30日(火)

朝、パリ東駅に向かいました。ここから次の目的地バーデンバーデンまでは、国境のストラスブールまで約4時間、そこからドイツの列車に乗り換えて20分ほど。バーデンバーデン着いてもまだ雨は降っています。雲も厚くてどう考えても今日中にやみそうにない。やれやれ、明日友達のさくみさんの結婚式だし、晴れろとは言わないまでもせめて止んでくれればいいんだけど。

お宿に着いて部屋に入ってびっくり。広い。一昨年同じ宿に友達と泊まったんだけれども、それより広いんじゃないかな。お風呂も広いしこりゃ最高だわい、一昨年通信できたから今年もできると、早速やってみたらば0発信受け付けず。
仕方ない、なおしてもらおうと思い、0押しても電話がかけられないんですと訴えたけどフロントのお姉さんは「外にかけるの?じゃあここの電話でしなさい」だと。あの、インターネットなんです・・「インターネット?それは不可能よ」
いや、ちょっと違うんだけどなあ。

外は寒い。13度くらいかな。けどせっかく温泉だしとカラカラ浴場へ。
ここは水着着用温泉というかいわゆる温水プール。屋内に34度の温水プールと38度の打たせ湯付きプール。外には30度と34度の流れる温水プール打たせ湯とジャグジー付き。寒いし時間も遅いし空いているかと思いきや老弱男女で大盛況。外は相変わらずの雨。でも38度のお湯に浸かっていると極楽極楽です。

お宿にもどりましたがいわゆるお風呂には入っていないのでお風呂に入ろうとバスタブにお湯を溜め始めました。
いい頃合いになったので蛇口をひねるも動かない。お風呂の栓も抜きましたがどんどん水位が上がっていきます。こりゃ大変だ!
フロントに電話するとメカニックを呼ぶとのこと。「20分位したら来るから待っていて」20分〜〜。もうだめです。見てる間にお湯が部屋に流れ込んできました。
こっちは処置なし。しょうがないから「My heart will go on」を歌ってタイタニックごっこしつつ救援を待ちました。

救援は本当に20分ほどしてから来ました。従業員の女性2人がバケツと大量のタオルと共に現れ、窓を全開にするや、かい出したお湯を窓から捨てていきます。1方でお湯供給の大元栓を閉めたらしくお湯も止まり、半時間ほど後には床の上に大量のタオルがしきつめられバスルーム内も乾き、とりあえずの問題は解決しました。ほっ。