怪しい東洋人パリをうろつく ２００１年５月２５日（金）

　　　　

今日は夕方までそれぞれ単独行動です。ビュシ通りのPAULで、おいしいバゲット、クロワッサン、カフェオレ、絞りたてオレンジジュースの朝食セットで腹ごしらえしつつ今日の予定を練ります。 デパートに行って、図書館で本をコピーして、昼御飯食べて、パッサージュをうろつこうかな。が、朝ご飯後寄ったサンミッシェルの古本屋さんでいきなり目当ての本を見つけてしまい、図書館行きの必要ががなくなってしまいました。
それでも図書館は見てみたいので後で寄ることにして東急ハンズのような店、という話のＢＨＶへ。床も壁紙も何もかもあります。自分たちで内装とか改造するんでしょうね。きれいな絵の付いた大判タイルなど、鍋敷きに使えるなあとしばらく見ておりました。犬へのおみやげに首輪でもとペット用品売り場に行きましたが、意外とバリエーションがない。ちょっと考えましたが買うのはやめました。
お次はポンピドゥーセンターへ。美術館と建物は同じでも図書館入り口は大きく表示があるので分かります。エレベーターで登るとそこは巨大図書館。若もんがいっぱいいて、勉強してて、中には机に突っ伏して寝ているのもいるところは日本のと似てます。それにしても静かできれいで、ここで一日勉強できる彼らがうらやましい。コピーするはずだった本のある棚まで行きましたが見つけられませんでした。
昼御飯にアールゼメティエでベトナム麺フォーを食べてから、パリに数あるパッサージュの中で一番北の方にあるパッサージュジュフロアに向かいました。さてこのパッサージュ。言ってみれば屋根の高いアーケードなわけでありますけど狭い路地に屋根が付けてあるスタイルは店に古本屋が多いというのもあってなかなかの雰囲気。おもちゃやさんではミニチュア漁りにはまってしまいました。
時間も押してきたので最終目的地パッサージュヴィヴィエンヌへ。モザイクの床もあわせて作りがきれいで、店もおもしろいものばかりです。ここの喫茶店がさくみさんとの待ち合わせ場所なので、パッサージュに出ているテーブルをキープして、アールグレイなぞ注文してゆったりと人待ちです。優雅やなあ。 しばらくして到着したさくみさんと今日の行動報告をしてからホテルに帰りました。
夕飯はPOMMEさん、from京都さん、イノダコーヒ研修団ご一行様の総勢９名でブッション（リヨンのとは違い本当に店名がブッション）ヘ。 メニューをみんなPOMMEさんが訳して下さったのでとても助かりました。簡単な肉類ならともかく魚の種類なんて全然分かりませんから。人数が多いのも色んな料理が見られるし、色んなワインが飲めるからいいですね。
初めはロゼシャンパーニュで始まり、次のシャサーニュモンラッシェが絶品。アントレに頼んだエスカルゴのロックフォールクリームとばっちりです。エスカルゴはむき身で小粒。すごくおいしい〜。 メインはうさぎにしたら何か鳥ロール様。さっぱりしてておいしかったけど、さくみさんにちょっともらったアンコウのローストがすごくおいしかったので後悔。ワインはコルトン。今頃さっきのシャサモンがすごくおいしいって。あ、しまった。飲んじゃった。
甘い物前のチーズは好きなのを好きなだけ切ってくれます。色々食べたかったから「全部〜」。POMMEさんが「少しずつお願い」とチーズ切りのギャルソンに言って下さいましたが、これが少しかぁ、というくらいの切れが来ました。デザートはイチゴのスープにヨーグルトのソルベ添え。イチゴがピューレ状で色も味も生イチゴそのまま。ああ、おなか一杯で幸せ。