食欲も芸術もフランスで ２００２年10月16日（水）

相変わらずの曇った空です。今日は研修団の帰国日。いつもより早めにタバコ屋のカフェに行き、タバコ屋のカフェにて朝ご飯の後、２台のタクシーで研修団は空港に向かいました。見送るこっちはまだ１日残ってるのでいい気分です。オヴォワー、ボンボヤージュ。
朝市がたってます。今日は常陸介さんのアパルトマンで人体実験という名の食事会。私は肉係になったので、焼いておいしそうな肉を探します。水曜は珍しい肉はあまりないですね。鴨肉を買って、炒めて食べられるというキノコも200gほど買いました。
後は物欲の午前。近所のスーパー２件（カジノとモノプリ）で食材を買い漁ります。ハム・アリゴ・お菓子のインスタントに真空パックのお総菜・乾燥セップ茸などなど。ホテルに持って帰るのも重いんですけど、明日これをどうやって持って帰ろうかなあ。その後はナシオンのプランタンデパートで来年のカレンダーなど買いました。
そうこうしているうちに１時半近くになったのでモベールムチュアリテへの常陸介邸へ。 まずは食材の買い出し。残念ながら近場のムフタールは昼休み中とのことで、ビュッシに。ここは今や完全に観光客向けでカフェやお総菜屋ばかり。パン屋（PAULだけど）など人をなめてます。結局生物はモベール広場の常設市で買いました。
さあ調理。鴨は皮をガンガン焼き、出まくる油とってから返してフタして弱火。その間にサラダもできました。魚のスープも温めます。次はきれいに筋も切られていたアニョーを焼きます。これは薄いから火が通りやすかったです。かかったパセリがきれい。これに常陸介さんがあらかじめ作っておいてくださった粉ふきいも。さらにデザートもケーキ４種にチーズ２種、どれもこれもおいしい物でした。
いい時間になったので、最後のお楽しみ、パリ管コンサートに向かいます。モガドール劇場は小振りのなかなかいいテアトル。取れた席が中２階ということで遠いかなと思いましたが、演奏者の表情まで見えるいい席でした。生オーケストラはさほど経験ない素人ですが、音響も演奏者もすごくいいのが分かります。
ハイドン２曲の後幕間。２曲目の演出がなかなか楽しかったので興奮。シャンパーニュが大変おいしかったです。 続くブラームスはピアノコンチェルト。ピアノが、こんなんで目立つのかなあと思うくらいおとなしい出だしでしたが、途中からガンガンと来て素晴らしい協奏でした。 終わっても興奮冷めやらず、１杯飲んで（あたしは水）今回の楽しい旅も終わりました。