懐かしきパリで懐かしきものを食べる 2006年02月23日(木)
朝からホテルの中が騒がしいです。今日からカーニバルだからかなあと朝ごはんに降りると、早速民族衣装コスプレ発見。ロビーにも衣装・小道具ケースのような怪しげな荷物が転がっています。
パリに帰るTHALYSは12時過ぎなので、荷物だけ預けて出てみました。いきなり駅周りにすごい仮装集団。電車が駅に着くたびに仮装集団が増えていきます。
大聖堂の周りの高級店は本日皆休業。大聖堂を見ようと思っていたのにこちらも本日入館お断り。
理由はすぐ分かりました。仮装集団、しらふはほとんどいないのです。ビール、シュナップスを飲みまくってます。で、瓶はそこら辺にポイ捨て。危ないっての。
あちこちに紙ふぶきや、紙テープ代わりに投げたトイレットペーパー、割れた瓶が散らばりとんでもない状態です。
仮装も初めは面白いので写真とっていましたが、こう一杯いると撮る気もうせてきます。何しろ仮装者が8割以上だもんね。老若男女妙な格好で、たまに警官が混じっていても仮装か地か分からないくらい。日本でこの大騒ぎに近いのは花見かなあ。でも仮装は一般的にそういう文化がないので比べようがないのでした。
気温は1度か2度。寒いのでグリューワインを買いましたら、ほとんどの人がビールを買っています。ああ、暖を取るのにシュナップスって訳ね。
物は買えないわ、駅回りの仮装集団はどんどん膨れ上がるわでたまりません。荷物を引き取り、3人集合して再度駅へいくと、THALYSの出るホームにまで仮装集団がいました(近郊列車も止まるからね)。
やっと落ち着けたのは発車してしばらくし、車内アナウンスのフランス語を聞いてからでした。
いやはや、ケルン泊が1日ずれてたりしなくてよかった。ちょろっと見るのはいいけどあの中で丸1日は辛いぞ。
ああ、車内食のローストビーフがおいしい。
車内ではお茶とお菓子まで出た上、タクシーの予約サービスなんてのをやってます。試しに使ってみたら、タクシーの運転手がたむろっているところに行って、そこで予約票を見せたら即乗せてもらえるというものでした。
しかしながら北駅周りは工事中、しかも夕方で車が全く進まず、懐かしきナシオンに帰るのに大変時間がかかってしまったのでした。
荷物を解いて夕飯まで中途半端な時間があります。これを利用してスーパーでお買い物。職場宛のお菓子は安い割に見栄えのいいものが買えました(味もいい)。さらに家用にインスタントお惣菜やスープ、ソースのもとを買い込みました。はて、こんなにたくさんどうやってかばんに詰め込もうかなあ。
今日のごはんはナシオンの「桂林酒家」。久しぶりにコメの飯です。ドイツに行ってからものすごい時間がたったような気がしますが2泊だけなんですね。ツバメの巣スープはおかゆのようにやさしく、ハードな料理続きの五臓六腑に染み渡りましたよ。
続いて、というか一気に焼き餃子、野菜炒め、スペアリブの焼き物、チャーハンが出てきました。テーブルの上一杯。
チャーハンの卵が柔らかくやさしい味です。気が付くと店内満員御礼。ここの料理人はオヤジさん一人、ウェイトレスはお母さん一人だけなので、大変忙しいみたい。デザートにバナナのフリッターを頼んだら、手間かかるものは出来ないと断られてしまいました。おかげで久しぶりに腹9部位に収まったごはんでした。
帰ってからfrom京都さんにLANカードを借りて、悠々の課金心配なし生活。おかげでなぜ写真のアップがうまくいかなかったのか分かりました。よかったよかった。