| 明日はいよいよ予定日。統計上予定日に産まれるのは1割もいないそうなのだけど、じじばばはまだか〜とうるさい。 22日の検診で子宮口が1〜2cmしか開いてなかったので（全開10cm）さっさと開かせるためよく歩いて翌朝、何もないので「この分じゃ来週だわ」とダンナを送り出して1時間ほど後陣痛きたる。陣痛自身は前からあるのだけど大体1時間に1回くらいの割合。が、今回のは痛むたんびに時計見たら大体10分間隔じゃないのよ。もしやと思い、トイレ行ったら血の混じったおりもの出てるし。これが出産始まった「おしるし」かぁ？ しかし病院は近い。確実になってから、と思い陣痛の間はひたすら深呼吸をして、痛くない間に家事したり、入院荷物チェックしたりしているうちに最初の陣痛から3時間を過ぎ、規則正しくどころか間隔は狭まるばかり。こりゃ本物だあ。 |
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| ダンナに「陣痛来たので入院します」のメールを送ったらすぐ家に戻るとのこと。職場近いとこういうとき便利。 ダンナの運転ですぐ産院着（こちらも徒歩5分だし)。入院したのは大体14時。今日は個室が一杯とかで回復室という2人部屋に入って胎児の心拍数や子宮収縮を計るための機械を取り付け経過観察･･･かき公、この期に及んで動きまくり、電極つける場所がころころ変わる。 入院して安心したか、陣痛は次第に強くなり実際に痛む時間＋余韻痛みたいなので5分中3分は痛んでる感じ。 様子見に来た助産婦さんに「いい陣痛来てますね〜（規則正しく続いているということなのだけど、痛くて辛い身には何もうれしくない）今日中に生まれますよ」と言われて、痛みの少ない2分の間に、じゃあ午後9時くらいに生まれるかなあ、などと言っている間にだんだん陣痛を呼吸法で乗り切れなくなってきた。 隣にケーキのおやつが届いてたから15時くらいかな（写真は夜食）。 |
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| 「いい陣痛」のおかげで急速に子宮口が開いているらしく、呼吸法で何とかなっていた時は3〜4cmだったのが、ハンドタオル握り締め、マッサージ用ゴルフボールを腰の下に入れて耐えているときには6〜8cm。ようやく陣痛室に移りました。大体16時前だったかなあ。 ここで更に耐える。でも子宮口9cm辺り（繰り返すが最大10cm）からはもうたまりません。 痛み止めなんてもんはないので、耐えるしかないのは分かってるし、生めば終わるのも頭じゃ分かってるけど辛い辛い。出口付近が痛いんで踏ん張りたい。でもこの段階でいきむと無駄に赤子を疲れさせたり出口が裂けたりするのでいきみを逃さなきゃならないのです。助産師さんに教えられてダンナが一緒に「ヒーフーウン（ウンでいきみを逃す）」とやってくれるけど、私のタイミングと違う〜。もはや呼吸も何もなく、叫ぶしかないですよう。 |
さすがに何の画像も撮れません |
| 掛け時計が正面にあったので、何とか覚えているのが16時30分辺り。汗だらだら（ハンドタオルがあんなに役立つとは思わなかった）で苦しんでたら、別室で分娩監視装置チェックしてた助産師さんがやってきて「破水するかもね」とシートを広げてくれました。ここでいきみ解禁。分娩台の準備もできたからいつでもいいよ、と言われてしばし後破水しました。見えないけど感触でもまさに「破水」でびっくり。 好きなだけいきめるようになったのはいいが、妊婦教室でさんざ注意されてたにもかかわらず、つい「うーん｣などと声が出てしまう。効率悪いいきみかただったけど、なにやら便秘中に便がちょっと出てくるような感じで赤子も出てきつつある模様。 「赤ちゃんの髪の毛が見えてますよ」段階でようやく分娩台に移りました。分娩台まで支えてもらいながらでも歩いたよ。できるもんだわ。 |
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| 何とか分娩台に乗って、いきむいきむ。「引っかかってるところ切開しますね」と言われ、麻酔注射の後ちょきちょきやられる感覚。会陰部切開は少々抵抗あったがいざ本番になってみると、陣痛の痛みが終わるならいくらでも切ってちょうだい、って心境。陣痛ってすごいわ。 いきむと太〜い便がじわじわ出るような間隔で出口の広がりを感じ、「はい、目を開けて下見てくださいね」と言われてさらに数回いきむと、するっ。出ました。 小さな、でも思ったより赤黒くない普通に人の形をしたのが目の前で管を口の中に突っ込まれて「フギャ〜」と泣いて･･･ 17時13分、女の子が誕生しました。体重2880g、身長48cm。なかなかいいサイズです。 胸のところにおいてもらった彼女は泣き続けると思いきや、ふにゃふにゃ言ってます。超音波写真よりずっと日本人らしい顔で安心。 |
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| 胎盤もするっと出てきて産み出し終了。分娩台上で縫合、休息の後また陣痛室に戻り（支えられてだけど歩いたよ。産婦も大変だ)、休息。 実家、ダンナ方の親（ジジババ)ももかけつけてくれていたのでダンナが対応してくれました。最後まで立ち会ってくれたダンナには感謝です。出産の役に立ったわけではないし、精神的に頼る余裕もこっちにはなかったけど、外部対応を全部やってくれたのは助かった。 皆で新生児室を見に行ったところでもう一度回復室に移動。移動したことをダンナに知らせねばと部屋を出ようとしたらすごい立ちくらみ。気が付くとベッドの端を持ってじっとしてました。向こうに探してもらうことにし、おとなしく横になって休みました。 後で知ったが、出血が720mlあったんだとか。そら血が足りなくなるわなあ。 |
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| それでも夕食は出てくるし、食べられる（しかもはいずってデジカメをカバンから出し写真まで撮っていたのでダンナにあきれられた）。なかなか立派なご飯です。ステーキがおいしいよう。 皆帰って行き、ようやく1日が終わりました。明日から早速授乳だな。 |
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