観光も買い物もこの日だけ　2009年10月10日（土）

明けて2日目。夜は10時頃寝たせいか、結構早起き。昨晩キングサイズベッドの上を跳ね回って遊んでいたかき公も、ほどなく起きてきた。 今日は夕方までは親子で行動。外道母は子供をベビーシッターに預けて夕飯に行くので、それまでは子供の時間。香港で食べるのは初めてかも、のホテルの朝食ではかき公の好物ばかりとってやる。 ブッフェ形式で点心もあるが、きっと怒り狂うようなできであろうと、洋食中心にいただく。かき公はスクランブルエッグをいっぱい食べて満腹だが、私はデザートもっと食べたかったな。
かき公をベビーカーに乗せ、帽子もかぶせて出発。 当初は香港島南側にあるオーシャンパークを検討してたけど、昨日苦労した金鐘乗換えだし、どーせかき公は池の鯉も水族館の魚も同レベルで、しかも昼過ぎには寝てしまうと考えると、私が大変なだけので、近所の九龍公園に変更。フラミンゴいっぱいの池に花鳥園や遊具があり、カモ、カメ好きのかき公大喜び「がーちゃ〜ん」「かめさ〜ん」「おいで〜」。オウムとは鳴き合いをしていた。
午前も11時になると、屋外は暑い。のでショッピングモールに移動。ショッピングモールだらけの香港でも最大の「ハーバーシティ」はフロア全て子供ものの店が集まっていると聞いたんで、かき公の服補充と遊ばせに。 しかし、入口いきなり階段！いくつもの建物がつながった店内も、いきなり階段が現れるし、赤子連れにはかなり辛いわ。エレベーターがあると思ったらオフィス棟用のだし。 子供ものフロアはフェリーターミナル近くで、確かに子供ものだらけ。超ブランド服やブランド服は円高でも買いようがない。現地ブランドを見るものの、安いがやっぱり我彼では趣味が違うんだよねえ。結局日本ブランドのオシュコシュとコムサで買ってしまった。日本では西松屋がほとんどなので、これでもかき公には上等だ。
部屋に戻り、夕方の準備。お風呂に入れ、適当に遊ばせ、着替えやオムツ、ベビーフードも用意し、緊急連絡先のメモを用意した頃シッターさんがやってきた。 優しそうな、フィリピン系とおぼしきおばちゃんシッターさん。かき公は人見知りして「ママー」と母にすがってきたが、さすがにプロ、かき公の遊んでいたパズルをやってみせ、遊びに誘ってくれた。 犬も合わせての経験上、知らない人でも、保護者と親しそうだと思えば子供（又は犬）は安心する。 私がシッターさんに、食事のことや、毛布のこと（かき公にとっては重要）を伝えている間にかき公も安心したんだろう、「バイバイ」するとちゃんとバイバイしてくれた。かき公は納得（またはあきらめ）しないと絶対バイバイしてくれないので、これで出ていける。
はれて独り身。待ち合わせ時間まで少しあったので、ホテル横のササで化粧品を見る。ああ幸せ。 今日のディナー、唐閣に向かう足取りも、物理的精神的に軽く、もう何でも食べちゃうわよ、って気分。 聞いてみれば皆、昼は節制したって（私も昼ごはんのサンドイッチ、半分かき公に食べられたが、追加はしなかった）。これが今ツアー最高級だもんね。いいものは皆ここで食べる！という意気込みと共に、ミシュラン２つ星に挑みました。
まずは酔っ払いエビ。活きエビに紹興酒をかけて酔わせ、ゆでるという恐ろしい料理。ゆでてしまうとビジュアル的に美味しさが伝わらないのが残念な、極上の味。酒とエビだしの溶け込んだゆで汁も美味でした。 次にフカヒレスープ。まるで春雨のようにてんこ盛りになったフカヒレにびっくり。(連れてこられないけど）かき公がいなくてほんとうによかった。いたらこのフカヒレ、春雨感覚で食べられてるな。
次にきぬがさたけの燕の巣包み蟹味噌風味。ああ、こんなにコラーゲン摂って、私は大丈夫か？ キヌガサダケとツバメの巣のしゃり、むちゅ、な歯ざわりは味覚より後まで記憶に残っています。不思議だねえ。 東星斑の姿むしも、もうどこまでもおいしい。こんな身の細かい柔らかな白身魚はそう食べられないぞ。出汁がまた最高においしいので、白ご飯も一緒に注文。
お次は旬の上海ガニ。今まで食べてきたカニみそは一体なんだったんだ！の驚愕の味。脂がのっているよう。 蟹のあとに出たショウガの甘茶でほっこりひと息。 野菜も食べて、しめに麺と炒飯。麺は「米線の五目炒め」。米線は普通ビーフンと取れる意味らしい。が、出てきたのは一瞬モヤシと勘違いする、太くてむちむちしたショートパスタ的中華麺。うーむ、何でも頼んでみるもんだね。 さらにデザート。でもスタートから3時間以上たち、ちょっとかき公が心配。時間は十分に取ってあるけど、何しろ言葉通じない相手とマンツーマンだもんなあ。なので私はデザートパスして先に帰りました。 部屋に戻ったら、かき公は熟睡。ちゃんとごはんもオムツ替えも、着替えもさせてくれていて、シッターさんには感謝です。